日本へ旅行する?
小学三年生の頃から、日本に旅行をするようになりました。
父の出張時に、私と母は父と一緒に日本に連れて行ってもらいました。その頃は、日本で「マンガが買える!」や「スイーツが食べられる!」や「コンビニに行ける!」など、とても軽い気持ちで旅行をする感覚でした。一週間という短い滞在でしたが、夢のような時間でした。
本来は旅行ではなく、一時帰国と言った方が自然かもしれません。私の娘たちは幸いにも小さい頃から日本に長期滞在をしています。それでも、娘に「アメリカに生まれているのに、なぜ日本に帰ると言うの?」と聞かれます。私も子供の頃、日本に住んだことがない私はなぜ「日本に帰る」と言うのだろう?と不思議に思いました。次第に私の中での「帰る」の定義は場所ではなく、家族がいる場所と思うようになりました。英語でも、"Let's go home."と言った場合は、「家に帰ろう」という意味ですが、映画のシーンや歌詞の場合は「家族や恋人が待っている場所に戻ろう」というニュアンスが含まれています。
▍繊細ポイント☝
I am going to visit Japan.
私は日本に行きます。
I am traveling to Japan.
私は日本に旅行します。
I am going to visit my family in Japan.
私は家族に会いに行きます。
I will make a short visit home.
私は一時帰国をします。
I am going back to Japan.
私は日本に帰ります。
大きくなるにつれて、私は夏に長期滞在するようになり、色々な経験ができるようになりました。日本の小学校に体験入学をしたり、親戚と国内旅行に行ったり、祖父に勉強を教えてもらったり。そして、いつしか「コンビニは割高だから、スーパーで買い物した方が特!」なんてことも思うようになりました。それでも、やはり日本の文化を断片的にしか理解できていなかったことに日本に住んでからわかりました。
私にとっての思い出と気付きは、母の意外な面を見ました。日本のあらゆる場所を散策すると、母がいつもより自信があるように感じました。そして、いつもよりリラックスしているようにも思えました。繊細な母はいつもアメリカでは遠慮気味に話しているように見えていましたが、日本にいると普通に会話しているように見えました。今思うと、日本人が少ない時代に母は母国語ではない国で子育てをしてたと気付きました。親になってから、母は特に相当不安で、大変な思いをしたのだろうと思いました。そして、両親には尊敬と共に、感謝の気持ちでいっぱいにもなります。今でも、母と一緒に色んな場所に行ったことをふと思い出します。新宿駅に貼られていた消防庁のポスターの光景が今だに思い出します。